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日本に残る差別

114 : 鉋(東京都)[sage]:2009/12/06(日) 12:34:33.70 ID:Q3EoEwzG
俺は小学生の頃、石井くんという友人と向中野くんという友人と仲が良くて
3人で一緒によく遊んでいたんだが、ある日、俺が向中野くんと一緒に石井君のうちに
遊びに行った時、たまたま休日で石井君の親父も家にいた
俺たち3人が石井君の親父の横でゲームをして遊んでいる最中に、
石井君が向中野くんに対して、向中野くんのあだ名である「ユッケ」と呼びかけた時、
石井君の親父が突如として豹変した
「お前はユッケなんて名前で、朝鮮人なのか!うちの息子に近づくんじゃない!」
そう叫んだ石井君の親父は、何事か分からず驚く向中野くんの耳を引っ張って、向中野くんを外まで引きづり出した
俺も石井君もなんで唐突に石井君の親父が怒りだしたのか分からず、朝鮮人が何なのかすら分からなかった
ただ豹変している石井君の親父に恐怖を覚えながら、呆然と、
耳を引っ張られ痛がる向中野くんを見つめるしかなかった
向中野くんは、日系の日本人で、古くから住んでいる地主の家柄でもあり、朝鮮とは全く関係がなかった
ただ名前が祐介(ゆうすけ)であったので、その名前の人にありがちな、
あだ名でユッケと呼ばれていただけだったのだ
あだ名がそうだと言うだけで、韓国料理のユッケから、朝鮮人だと決めつける、
石井君の親父は短絡的としか言いようが無いし、朝鮮にどんな恨みがあるとしても
関係のない一般の子供に、いきなり虐待に近い行為をする神経も信じられない
しかしそれ以上に、仲の良い友人達を訳の分からない理由で引きはがそうとする大人の論理に
子供の頃の自分は漠然とした恐怖を覚えたのだった
俺たち3人の関係はその後も少し続いたものの、石井君の家は3人で遊ぶ溜まり場のような場所であったのに
その場所が使えなくなり、また、そのような経験からか向中野くんの親が息子に
石井君と距離を置かせるようにしむけたらしく、やがて向中野くんは俺たちから離れて行って
3人の友人関係はバラバラに崩壊してしまった
今では俺も石井君の親父と同じ大人となり、種々の事情の中で、
差別的とも言えかねないような感情を持つことがある
しかしその時に、俺はあの時の向中野くんの背中、訳の分からない理由で家から追い出され、
泣きながら自宅に帰って行く、その小さな背中を思い出し、自分を律するように努めている
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